■空気を暖めても体には伝わりづらい
空気(気体)は密度が小さく、体積のわりに熱量を蓄えられないという特性があります。エアコンは少量の空気を暖めて流し、部屋全体に行き渡らせるという方法で部屋を暖めますが、人間の体や壁、天井、床などに温度を伝えるのは苦手で、体感温度は低いまま。また、スイッチを切るとすぐ冷えるのが特徴です。
■遠赤外線は体を直接温める
輻射式ペレットストーブや薪ストーブなどから出る遠赤外線は、瞬時に体に到達し、その表面に吸収され、細胞内の分子を振動させて熱を発生させるという特徴があり、その熱は、血液などを通して全身を温める効果があります。床や天井、壁の表面も同様に温めますので、体感温度は高く感じることができます。
■体感温度とは
室温と壁や天井などの平均温度を足して2で割ると体感に近いと言われています。このことからも、内装が熱を持つか否かが、体感温度に大きく影響することがわかります。
(参考資料:季刊地域)